令和6年度 事業計画書
産・学・官の緊密かつ適正な連携のもとに、試験研究及び工学の振興に必要な研究・教育への助成等を行い、もって宮城県における工業技術に関する研究振興を図り、地域社会の科学技術・産業の向上発展等に寄与するため、次に掲げる事業を行う。
1.科学技術に関する試験研究
地域における科学技術の振興を推進するために、研究員を委嘱(非常勤研究員)し、施設・設備等については、東北大学工学研究科等と包括協定を締結し、試験研究を行うための研究費を交付する。
2.工学の研究・教育への助成
工学の振興に必要な学術研究・教育を援助する目的で、次の助成を行う。
- 学術研究を行なうための指定研究助成金の交付
- 若手研究者のための「第18回青葉工学振興会賞」・「第30回青葉工学研究奨励賞」の授賞を行う。
- 学術研究集会等への助成
工学の振興に必要な学術研究、技術開発を目的とした国際会議、研究会等各種学術研究集会等に対して助成を行う。又、学術会議等が円滑に行われるための資金獲得に対し各種支援を行う。
- 学術研究・教育のための国際交流に対する助成
工学における学術研究・教育の国際化に向けた、大学院学生、学部学生等の視野を広めるための国際交流に対する助成等を行う。
- 奨学金の給付
有能な人材を育成し、工業技術の研究振興を図るため、東北大学工学部・工学研究科、情報科学研究科、環境科学研究科及び医工学研究科に所属する工学系学生を対象に、奨学金の給付を行う。
3.産学官連携交流推進事業への助成
- 産業界、大学等の学術研究機関および、国、県等の産学官の相互連携・交流促進を強化するため、産学官交流大会などに参画する。
- 宮城県内の産業界を中心に、学術研究機関、地方自治体及び関係各団体との間で相互に、工業製品並びに工業技術を幅広く紹介すると共に、技術情報の交換と技術交流を行うみやぎ優れMONO発信事業に参画することにより、地域産業の一層の活性化を図る。
4.工学振興に関する情報提供等広報活動への助成
- 東北大学工学研究科等における研究成果や工学情報を県内企業に提供し、宮城県における地域工業技術の高度化と産学協同の促進を図る、「翠巒」の発行。
- 東北大学工学部各系学科等(オープンキャンパス)で、小・中・高校生及び一般市民に対し、世界の最先端の設備と研究・教育の活動状況を公開するオープンキャンパスの実施に対して助成する。
- 子供から大人まで幅広い世代層との交流の場として、学生による数多くの企画催しで親しまれている東北大学祭に対し助成する。
- 地域社会の科学技術・産業の向上発展に寄与することを目的に、東北大学工学部・工学研究科等の研究教育活動の情報発信などの事業活動に対し助成する。
5.業務委託を活用した研究・教育活動への支援
業務委託契約の締結により、研究代表者等が企画するコンソーシアム又は学術集会等の運営経費を預かり、その会計事務等を支援する。